隊ブル 伏線回収リスト

第一話 古代遺跡
・「はっ。俺は人間の肩なんざ持っちゃいねえ」「魔王は死んだ。そのくせお前らはまだ人間と戦いやがる。そんな奴らを、俺は正しに来たんだよ」
・「誰も死んでいないよ。僕らは一人も欠けることなく魔王を討伐した」
 ふいに、ブロントの顔が脳裏に浮かび上がった。胸がじんじんと痛む。ああ、僕たちは誰も死ななかったんだ。今度だって、みんなで戦えるはずなんだ。
 なのにブロント、きみはどうして――。
・ リンは首の骨が外れたゴーンの頭部を眺めながら、固まった表情で佇んでいた。
・ゴーンの死体を見つめていたのときの、怖い顔はなくなっている。
・討伐隊がやってきたとき既に彼女の村は崩壊状態で、そのなかで孤独に、リンは魔物たちと戦っていた。
・「それで、ブルースがオーガー引き連れてたった一人で討伐に出たって聞いたから……」
・その顔はどこか、作った笑顔のようで、僕には怖かった。ゴーンを見下ろしたときといい、今といい、彼女のこういう顔を見るのは初めてだ。
・「俺は新生討伐隊のサムだ。ブルースとは王国でちょっと縁があってな、人間の肩入れをしている」


第二話 ラピス火山
・「うちだって、まさか魔物が復活するとは思ってへんかったよ。魔王が死んだら、魔物もみんな消えてもうたし。……でも、なんやろな、あの村にいると、自然と毎日鍛えられるようになっとるのかもしれへんな」
・日々仲間内で闘争を繰り返す習性をもつコボルトのように、彼らもまた一種の戦闘種族のように研鑽を重ねているのかもしれない。
・かつて素手ですべてを解決しようとした頃のリンと比べると、目を瞠る成長だった。

・鬼神のツノは「ちょっと、使ってて不安になるねん。うちの手が、うちのものじゃなくなるみたいで……」

・「だが、それは初めて会ったときのお前も同じことだ、ブルース。地下牢で出会ったときの
お前は、迷う素振りひとつ見せずナイフを俺に向けたじゃないか」
・ サムが、ゴブリンの死骸を肩に抱えて、火口の中心部へと投げ入れる。死体の処理を、どう思いながら動いているのだろう。サムの表情からは窺えない。でも、これまでだってサムは魔物を相手に全力で戦ってきたんだ。案外なにも思っていないのかもしれない。
・「リンちゃん」
・ブロントは添えていた手を引っ込めて、その指輪を取り外した。青い宝石が小さく煌いている。守りの指輪だ。彼女の手を取って、その指に嵌める。
・魔王との最後の一撃で、ブロントの体が青白く光ったのはそのためだったのか。魔王城での最後の戦いを思い起こす。


第三話 ジャングル








修正メモ
p4 あのとき討伐隊は→あのときの討伐隊は
p4 鮮やかだなあ→鮮やかな手腕だ

雪原
p59-60 ジルバの登場が唐突なので要クッション