文戯14
#プロット #文戯
[* 概要]
ボーイミーツガール。「魔法使いさんとの夏休み」(2019)の短編化
三幕八場構成を意識する
エリカの花言葉「孤独」と魔法の内容をからめて。
主人公、魔法使い(ヒロイン)、魔法すべてが「孤独」を抱えた存在。

[* タイトル案]
「真冬の夏休み」
「エリカと僕と僕のエリカ」
「ふたり(solitude)」
「孤独、ふたり」
「リターンマジック・マジカルエリカ」

[* タイトル(決定)]
返す返す

[* 着想メモ]
浴衣の模様が花
→冬の花が良いな。
→孤独感とか「私に気づいて!」みたいな花言葉がいいので探せ。
→[* エリカ]: 冬の花 花言葉は「孤独(solitude)」
→品種はメランセラ

[* アウトライン]
主人公の苦悩→下校時にエリカに出会う→魔法の説明→花屋さんにいく→
謝罪→
「だめだ……元に戻らない……」→もっと大きな犠牲の埋め合わせをしないといけないんだ


ラストはジャノメエリカで締める?

[* 一幕]
[* 一場]
ダブルスのテニス選手だった俺は、全国大会出場権を決める地区大会の準決勝。緊張のせいか体はこわばり、うまくプレイできず、ほとんど俺のせいで勝利を逃してしまう。親友だったペアとは引退後、一度も会っていないまま。
夏休みが終わり、三年生の二学期に入った。親友との縁は完全に切れ、テニス部の後輩からも腫れ物扱い。誰からも相手にされないまま、受験休みに入った。
誰も、俺には気づかない。通知のないスマホはもう長いこと充電を入れていないまま。
そんなある日、魔法使いさんに出会う
「私が見えるの……?」
彼女は、公園のトイレの裏でひとり泣いていた。
[* 二場]
魔法使いが魔法を使うと、魔力を消費する。魔力とはその人の存在感。魔法は使えば使うほどその人の存在を減らしてしまう。彼女は魔法を使いすぎてしまったことで、誰からも見向きされない存在になっていた。
魔法使いさんと、一緒に彼女の魔力(=存在)を取り戻しに行く。彼女が行った魔法を元に戻すことで、魔力を返してもらことができるらしい。
しかしそもそも魔力を返してもらうには存在がいる。だから俺が必要だという。
彼女の「誰にも気づかれない」状態は、まるで俺みたいだ、と思う。だから俺は彼女の協力をすることにした。



[* 二幕]
[* 三場]
彼女は花屋さんで万引きしていた。金がないのに花束を買うために、人に気づかれない魔法を使ったのだという。そうして店内に既に作られていたミニブーケを盗んだのだと。
俺は店員に見えない彼女の代わりに、友人が万引きをしたこと、本人は今来れない状態であること、そして代金を持って手渡す。
店員は逡巡したあと、俺を(彼女を)許した。「もしかしたらと思ったことがあったけど、まさかこうして返しに来てくれることがあるなんてね。その友達にもよろしく言ってちょうだい」
エリカの鉢植えを見る。
「この花が気になる? この花はエリカ。今月から開花する花で、ひっそりと咲いている花なの。だから花言葉も「孤独」」
「孤独……」
[* 四場]
「ありがとう。ちょっと存在が戻ったかも。まだ人には見えてないみたいだけど」
次に向かったのはあろうことか俺の学校だった。
[* 五場]
[* 六場]
地区大会の会場だった、広島県びんご運動公園へ向かう。

[* 三幕]
[* 七場]
[* 八場]