僕の友達を紹介しよう
いいや 友達ではないのかもしれない
友達だと 思っているのは僕だけで
みんなそうとは思ってないのかもしれないのだから
だから訂正しよう
友達ではなく 知り合いなのだと
僕の知り合いを紹介しよう
それは決して通りすがりの人ではない
僕 が知っていて 相手の脳内にも一応として僕 がいる人
つまり僕の知り合いを
例えば 全てを否定して頷かない△《あのこ》や
例えば 全てを肯定して信じ切る▼《あいつ》や
例えば なにを言ってるかよく分からない○《かのじょ》や
例えば 欠陥的な論理で単純明快すぎている□《めがね》や
例えば……
◆《ぼく》がここに紹介しよう
確かにネクラな僕だけど それでもネクラな僕だけど
洒落た感じを装って感嘆符つけちゃって
それだとなんか恥ずかしいから 別に恥ずかしがってなんてないことを示すために
もうひとつつけて ふたつにしたり
この紹介が彼らに当たるのなら
僕の通う高校も 少しは楽しくなるんじゃないのかなと
ネクラのビームを放ちましょう!!
そうやって無駄な時を過ごすお話
はじまり はじまり