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灼熱地獄、と形容するにしても、残念ながら私は地獄へ行ったことがない。 ならば、灼熱天国、そう形容しようとも頭を過ぎったが、ああ、そういえば天国へも行ったことはなかった。
でこぼこした、それでも平淡な地面。 炎のような海。 頭でっかちのジャングル。 その暑さと熱さにやられたのか……黄色い太陽も海へ浮かぶ。
が、おそらく海は灼熱地獄。 ……いや、そういえば地獄へ行ったことはない。
辛い。
僕は激辛ラーメンを食べました。
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トップへ戻る/200文字小説一覧 © 2011 Kobuse Fumio