おりじなる小説MAKER A面


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[28]

「んで、これは何?」
「コンピュータといって、ええと……そこにいるだけでいろいろ出来るスグレモノ……です」
「で、何をすんんだ?」
「『すんんだ』って……それ二回目ですよ使い回しですよ」
「私は初めてだもん」
 現在、家で――時系列でいうとこのページは前ページの昨日の話になる――テンミリキャラ共にコンピュータ解説中。
 まぁ、つまりは本人に本人の載っているサイトを見せてやろうということだ。
 で。
「何!? これ、俺たちじゃねぇの!?」
「ご名答!」
「ええと、ええっと……俺たちって、スター?」
「あなたたちはどこか他の遠い遠いところから来たんでしょう。きっと、アニメでよくあるあれは、事実だったのです」
 そうして。
 そう。一瞬のこと、一瞬の事件、一瞬の決着だった。
 彼らは、消えた。
「はぁ!? 何じゃこりゃ!?」
「……」
 ブロント以外は……。

([29]へ続く)

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