おりじなる小説MAKER B面


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10.

 インターホンが鳴る。
 はーい、と出る。そろそろ来ると思っていた。
 画面に映るのは、私の親友、ラッキー・ムーア。
 あれ?
 彼女に――呪いがかかってる。
 ……気がする。
「あ、ラッキー。今開けるね」
 重い扉が開き、ラッキーが敷地内に入ってくる。
 私は迎えに行く。
 ラッキーを直に見る。
「…………」
 やっぱり。
 彼女に呪いがかけられてる。
 それも、大きな大きな、命に関わるレベル。
「やっほ~」
 なるべく普通に振舞う。
「シャワー借りるぞ」

(ジョセラの視点)

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