インターホンが鳴る。
はーい、と出る。そろそろ来ると思っていた。
画面に映るのは、私の親友、ラッキー・ムーア。
あれ?
彼女に――呪いがかかってる。
……気がする。
「あ、ラッキー。今開けるね」
重い扉が開き、ラッキーが敷地内に入ってくる。
私は迎えに行く。
ラッキーを直に見る。
「…………」
やっぱり。
彼女に呪いがかけられてる。
それも、大きな大きな、命に関わるレベル。
「やっほ~」
なるべく普通に振舞う。
「シャワー借りるぞ」
(ジョセラの視点)
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