おりじなる小説MAKER B面


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epilogue

「ねぇ、聞いてる? くーたん」
「聞いてるよ。バリバリ聞いてる」
 関野琴深の彼氏、駈乃。
 苦難の末登場決定。
「だから、俺がその『ジルバ』っていうゲームキャラクターと顔がそっくり、てことだろ?」
「うん。でね、他にもそういう人がたくさんいたんだ。駆け出しの作家とか、番組収録中にトラブルのあったアイドルとか」
「ふぅん」
 適当に返事をする駈乃。
「つまり、そのテンミリオンっていうゲームには何か不思議なことがあるってことか?」
「寛文っていう人によるとね。それに熱中する人がとても多いから思想で出来る世界が無数にあるんだって。だから、そのゲームは『命を吹き込む世界創り場』とも裏では呼ばれているの」
「ふぅん」
「だから、このページはエピローグなんだよ」
「なぜここで『だから』になるのか不明だが、ま、分かった」
「んじゃ、新年明けましておめでとう」
「来年もよろしくお願いします」

(【B面】おわり)

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