「ふわ~やっと出番来ました~」
金髪僧侶、テミ いざ参上!
「遅すぎますぅ~」
「そう言わないの」
ついでに、マゼンダ登場。
「ついでにって何よついでにって!」
ここは裏路地。そう、裏路地である。
そこに、一匹(一人)妖精が現れた。
「ふらふらら、ふりふりる」
ティンク久々に登場!
「あっ、ティンクだ。なんでへろへろなの?」
「はぁ、会えたぁ~」
ふぉとり(写真)、とティンクはマゼンダの手のひらに乗る。
「とりあえず三人集まったわけだ。よし、他も探すぞぉ」
そのとき(どのときだよ、ってこのツッコみも久々~)、パトカーのサイレンが聞こえた。
「とりま、あれ追いかけてみっか」
「う、後ろから、な、なんかついて来てるぞ」
「なんだ? まぁ、ほっとけ」
そのパトカーは、僕、というか井上雄二の通う中学校へ向かっていた。ちなみに、そのパトカーの乗者を紹介しておくと、ひとりはのっぽ、もうひとりは背の低いポッチャリ系であった……。
(井上雄二って本当に主人公だよな……脇役じゃねえんだよな…………[18]へ続くことは続く)