おりじなる小説MAKER A面


トップへ戻る目次に戻る


[19]へ←→[21]へ

[20]

「さてさてやってきました! 字数稼ぎのためだけに存在している『まとめのコーナー』でぇ~す。司会は私、謎の三人組のひとり、ラル(今命名)が務めさせていただきます」
「……俺の名前は?、天才」
「まぁ、後で……」
「えっと……、テンミリキャラ(人間)のジルバとルファ一味以外は、主人公(っぽくないけど)井上雄二の居る世界(?)へ来てしまいました。その後、箱根仁蔵とか関野琴深とかのっぽとポッチャリとかの協力により、何人かはある中学校に集まることができました。残りもじきに集まることでしょう。さて、ではなぜそいつらは他の世界に来てしまったのか。ルシファーは!? 奇妙な理科の先生は!? 何かの計画実行中の五人は!?……ついでに、関野洋一の初恋は!? 駈乃の登場の有無は!?」
「そういや、もうひとりどこだ?、天才」
「はぁ、しんど……。名前なんてやっぱいらんわ。ラル……ばぁいば~い」

 関野。彼女は、関野琴深という名前だった。
「にしても、何でクノなんかにこんな美人さんが寄っちゃってたりしてるんだ?」
「クノって、どんなやつなんだ?」
「どこにでもいる、少しスポーツができて、少し勉強ができて……そんなやつだ」
 ちなみに、真実を知りたい方のために注釈を加えておくと、「少し」の部分を「すごく」に換えればよい。まぁ、ルックスは普通……ってやつだ。
「こっこ」
「こっこ?」
「いや、間違えた。ここ」
 琴深は指差す。白い、二階建ての一軒家。
「ここが、私の家」
 と、中から人が出てきた。
 少年、とコートを羽織った凛とした顔立ち……。
「リン!」
「あっ、クロウ。あんたの気は感じへんかった」
 あっ、それはこの前くーたんに買ってもらったコート……いや、結構今重要なシーンみたいだから後で……、と琴深は思っていたが、まぁ、今のは余談。
「よかった。クロウもウチときたらええ。今から皆に会いにいく」
 ってあれ? 私とリンの背丈はあきらかに私のほうが高いんだけど……さてはくーたん、サイズ間違えたな……いいや、このままコートはあの娘にあげよう。
「あいつらをみつけたのか!?」
「すぐちかくにいる」
 と、いうわけで。
 三分後、リン・クロウ・ティンク・テミ・マゼンダ・ブルース・ミドリ・ブロントは某中学校にて再会したのであった。
 まぁ、警官は増える一方だけど……。

(次回、ついに雄二活躍! [21]へ続く!!!!!!!)

[19]へ←→[21]へ


トップへ戻る目次に戻る