おりじなる小説MAKER A面


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[32]

「おい! たいへんなことに気づいた!」
「な、なんだよ、天才」
「俺たちのさっきの言動のせいで作者が1ページ目で感想返信書けねぇ!」
「なっ!?、天才」
「どうする」
「よし、今こんな会話をしたから大丈夫だろ。おい作者、感想返信さっさと書け、天才」
「あと最近気づいたけどお前の口癖って「天才」じゃなくて「、天才」なんだな」

「これが……他世界の門……」
 私達、エルフ軍とジルバは、ルシファーに連れられて数キロ歩いた。
 そして、当然のことのように、あたりまえのようにそびえ立つ5メートル程の白い門の前まで来た。
「ここから………他の世界に行けるのか」 
 エルが言う。
 エルの着けている碧いブレスレットも、どこか黒ずんで見える。
「いいや。ただの迷信だ。象徴だ。ただ時間的余裕があったから教育の一環で来ただけだ」
「なぁんだ」
 エリスがつまらなさそうにぼやく。
 よし。時間は稼げた。
 ルシファーは後輩たちの文句や質問の相手をしながら、内心そう思っていた。
 もう、壱があいつらを送りつけているはずだろう。
 ここで少しネタバラシ!
 いやぁ、やっぱ尺の問題で……。
 ルシファーは参である。
 今ので分かるかな。
 まぁ、そういうことだ。

([33]へ続っく)

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