おりじなる小説MAKER A面


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[33]

 私。マゼンダ。
 今、見慣れた草原に一人ぼっち。
 みんなどこだろう……………。
 そこへ。
 たくさんの蜂―― ――が現れた。
 ……つうか……、何気に表現めんどいからってアイコン使うなよ………それなりに今まで気遣ってたのに。
 台無しじゃねぇか。マゼンダのせいで。
「ええ! 私のせい!?」
 しぶしぶマゼンダは承諾する(えっ)。
「まぁ、こんなザコキャラ――」
「コラー! 全国のキラービーファン及び蜂マニアさらに蜂様に謝れ!」
「えっ、今の声だれ?」
「あっ、見つかった」
 いえ、まだ見つかっておりません。
 だが、本人は確実に見つかったと思い込んだようで、スーツ姿のキリッとした感じの20代前半ぐらいの男性がワイヤーショウって感じで空から降りてきた。
「って、誰?」
「私は、弐」
「2?」
「いやいや。弐」
「二?」
「弐!」
「ええっと……新人さんかな……私はマゼンダ。よろしくっ!」
「いえ、敵キャラです」
「あっそうなの。んじゃ、死ね」
 マゼンダの雷の書発動!
 しかし、軽く防御魔法で弐はそれを受け止めた。
「いやいやいや。一瞬で出番終わりはいやですから」
「何!? んじゃ、光の書!」
 ものすごい光があたりを照らす。いや、溶かす。
「はんにゃ!? 何じゃこの魔法!? 死ぬとこだったじゃねぇか」
「って。死んでないじゃないの!」
「ちくしょう。時間かかりそうじゃねぇか。まだ何人も残ってんのに」
「あら。仲間の居場所を知っているのね」
 急に声色を変えるマゼンダ。
「んじゃ、殺すのはよくないか。拷問拷問♪」
「……まったく。給料上げてもらわないと…………」
 こうして、マゼンダと弐の戦いが始まった。
 どちらも、魔法使いである。
 ここ、カットしないのでよろしく。

(そのまえに……[34]へ続くよ)

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