おりじなる小説MAKER A面


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[52]

 中学一年生、井上雄二は、大人気ゲーム「テンミリオン」の二次創作小説を何年か前から描き、書いていた。
 雄二がその17作目を書き終えたある日、雄二は不思議な夢を見る。
 テンミリオンのキャラクターたちと出会い、話す夢だ。
 しかし夢は夢。先生にたたき起こされてしまう。
 同日、家に帰ると、警官が事情聴取とかいうやつを母にしていた。
 その警官の話によると、家にテンミリキャラと同じような格好の人が三人、現れたという。
 また同日、雄二の友達、関野洋一は、コンビニエンスストアにて、テンミリキャラクターのリンに出会い、家に泊める。
 某日――昨日かもしれないし、明日かもしれないし、来年かも100年前かもしれない。世界が違うので、時系列も違う可能性が高い――、エルフ軍の者達は、同盟関係(?)の軍が消えたのを目撃する。
 そうしてそいつらのために動き出す。
 雄二、洋一の住む世界にティンク、クロウなど、ジルバ以外のプレイヤー軍(ルファは除く)が現れる。
 ブロント・ブルース・ミドリの三人は、雄二の通う学校に食料目当てで侵入する。
 クロウは某碁会所オーナーの箱根仁蔵の協力のもと、関野家にいたリンと再会する。そして、洋一の姉、関野琴深・箱根仁蔵・リン・クロウ・学校を早抜けした関野洋一も、雄二の通う中学校へ向かう。
 テミ・ティンク・マゼンダも、警官のパトカーにしがみつき同学校へ来る。
 そうしてジルバ以外が集合し、警官の山に取り押さえられる。
 そこに、いてもたってもいられなくなった雄二が、無罪を主張し、家へ連れて行く。
 その翌日、家に壱という者が現れ、ブロント以外はもとの世界へ再度飛ばされる。壱はそのまま雄二のコンピュータを破壊する。
 そのころ(時系列前述により不明)、エルフ軍はルシファーを迎え入れ、戦争をし、「他世界の門」へ行く。
 もとの世界へ飛ばされたマゼンダは、弐と名乗る男と出会い、戦い、弐をやっとのことで殺す。
 雄二のクラスの担任、好井寛文は、国語の教師、山下久子に頼まれ、みんなから嫌われてる理科担当、天辺武雄に書類を渡す。
 そうして、なぜか武雄に呼び出され、武雄が壱、弐などと関係があることを知る。
 寛文は武雄の申し出をきっぱりと断り、雄二に注意をひくよう心掛ける。
 そのころ、ブロントは雄二の母親、井上朋と茶を嗜んでいた。が、壱が再登場し、簡単な戦闘シーンの末、ブロントは壱を殺してしまう。さらに、その壱という男は、ジルバと瓜二つ、というより同一人物であることが判明。
 ジルバはブロントたちよりも5年前に飛ばされていたのだ。では、ルファたちといるジルバは?
 ここで数年時系列を戻す。
 箱根仁蔵は、そのころは大金持ちだった。
 なぜかというと、ボロ屋のパチンコ屋を買収する若い大富豪がいたからだ。
 その大富豪は、ジョセラ・クリスチャンといって、一日100万以上仁蔵に支払っていた。
 ジョセラは仁蔵とその息子、箱根剣蔵を友人であるラッキー・ムーアが開催するパーティーに招待する。
 しかし、そのパーティー会場で、ジョセラはラッキーに殺されてしまう。
 それによりパニックが起こり、パーティー参加者は出口に駆け寄り逃げようとし、仁蔵がトイレに行っている間に、剣蔵はその群集に小柄な体(5歳の体)を踏み潰され死んでしまう。
 ここで時系列を戻す。
 ラッキーの収用されている刑務所に、仁蔵は足を運ぶ。
 そこで、ラッキーは国に頼まれてジョセラを殺したこと、ジョセラは強欲だったこと、あのボロ屋は特別な場所であったことを聴く。
 そうして、仁蔵はそのボロ屋のあったところへ向かう。
 ルシファーがジルバを殺すだろうと思い、ルファはルシファーに剣を振り下ろす。
 しかし、ルシファーは姿を消す。

 …………。
 ここまでの出来事をまとめてみました。
 いや、自分でもこんがらがってきたので。

([53]へ続く)

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